『暦だより』十三夜

今日は、十三夜。

穏やかなお月さまの光に包まれて、秋の深まりを感じる夜でございます。

十五夜か十三夜どちらかだけの片見月は縁起が悪いと言われていますが、湯治郷では両日ともお天気に恵まれ、見事なお月さまに出会うことができました。十三夜のお供えには、お団子に栗、そして湯治郷で実った柿を。

今年は十五夜・十三夜ともに火曜日だったということもあって、十五夜の夜にも来てくださっていたお客さまの姿もお見受けしました。

日々の暮らしの、生活の一部として、天山の湯を必要としてくださっていることをありがたく、そして誇らしく思います。そして、同じ月を愛でられている平穏を愛おしく思います。

また来週、また来月、また来年。

また明日も、どうぞ温もっていただけますように。